星陵高校ラグビー部の思い出
11回生(昭和34年卒) 浦 輝利
私がラグビー部に入部したのは、1年生の2学期からでした。当時ラグビー部は、部活としてはあまり活発ではなく、多くて12~3人位だったと記憶しております。
当然試合となりますと、アメリカンフットボール等から応援を求め、なんとか凌いでいきましたが、3年生が卒業すると部員が6人位になり、練習も思うように出来なくなってきました。私も同級生や新1年生に何度か声をかけて入部を勧誘しましたが、思うようには人は集まりませんでした。
この間も大会となりますと、他の部員や友人のご協力を頂いて、何とか参加していましたが、勿論成績はご想像通りのものでした。
私が3年生になった時、部員も3人となりこのままでは廃部になってしまうかもしれないという状態となって、初めて『何とかしなければ』という危機感を持ちました。
私たちは、まず中学校の後輩から声を掛け入部を勧誘しましたが、思うようには行きませんでした。それでも3人は毎日のように1年生の教室へ行きましたので、私たちの顔を見たら隠れるようにする生徒もいました。
そのうちに私たちの熱意が伝わったのか2~3人が入部し、その生徒達が友達を誘って来るようになり、次第に部員が増えてきて私が卒業するころには、12~3人になっていました。
卒業当時、私は就職浪人で、時間を持て余していましたので、毎日のように練習を見に行きました。おそらく後輩達から嫌われていたものと思います。
私が1番印象深かったのは、この新チームが、村野工業との試合で100対0(前半46・後半54)で負けた時のこと。それと、入部したときに煙草を吸いながら、「絶対煙を吸うなよ、息が切れて走れなくなるから」と教えてくれた先輩のことです。
お陰で未だに煙草は吸っていません。
お世話になりました先生、諸先輩、そして後輩の皆さん、ありがとうございました。
11回生 (S.34卒) 部員
浦 輝 利
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