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充実した良き3年間

8回生(昭和31年卒) 角田 光弘

 

 星陵高校ラグビー部50周年にあたって、45、6年前のタイムカプセルを開けたように、色々な事が想い出されます。入学式の朝、期待に胸をふくらませて校門をくぐった時、私達新入生を迎えたのは多くの先輩達の部活の勧誘でした。

 勧められるまゝにタッチフットボール部(現在のアメリカンフットボール)に入部しましたが、後にラグビー部に転部することになります。入部して、先輩達の厳しい指導を受け、練習がこのように苦しいものかと実感し、幾度となく挫けそうになりながらも、何とか頑張る事ができました。

 2学期を終え、3学期の体育の授業はラグビーで、15分ハーフの試合形式で清水先生が相手側に入り、レフェリーを兼ねて走りまわっておられました。

 特に、印象に残っているのは、明石の競輪場で行われた対外試合での初めてのトライ(インターセプトでポール中央)でした。当時のトライの点数は現在と違い3点でした。勿論ゴールも決まり、5点が入りましたが、残念ながら試合は6対5で負けてしまいました。

 当時は現在のように色々な防具も無く、自分で創意工夫しながら作った物で、自分の身を怪我から守ることができたりすると、とても嬉しかったのをなつかしく思い出しました。

 そのような楽しいラグビー生活を送っている時、学校の胸の検診で異常が見つかり、母親と医者に辞めるように言われたにもかゝわらず、何度も楕円形のボールを追いかけ続けた高校生活でした。

 今、思えば、一番充実した良き時代の3年間だったように思います。

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