兵庫県立星陵高校ラグビー部公式ＨＰ　

2代目顧問(昭和28年4月～37年2月)　清水　良隆

　ラグビー部創立50周年おめでとうございます。野呂さんから突然の電話で、創立50周年記念誌を発行するので、初代監督として原稿を書いてほしいとの依頼を受けました。

　実は私は昭和28年4月(1953年)に赴任(37年2月に退職)したので、初代は今は亡き須藤先生でした。しかも、私は1年目は陸上競技部の顧問をしていたので最初の1年間(昭和28年)のことは殆ど記憶にありません。2年目から私自身がラグビーが好きで兵庫教員団ラグビー部に所属していたので、そのトレーニングを兼ねて陸上競技部と掛け持ちでラグビー部の顧問になったような気がします。45年以上前のことであまり記憶が定かでありません。野呂さんからの電話を受け、アルバムを出して当時のことを少しは思い出しました。10回生より前がわからないとのことで、7･8･9･10回生のそれぞれの代表者を知らせて、その人たちに当時の様子を書いてもらうようにお願いしました。

　昭和37年に退職するまでの間、年度によって部員の変動が大きく、大会に出場するにもメンバーが足りず、他の部に助っ人を頼んだこともありました。幸いなことに当時は体育の授業で男子は全学年とも3学期になると本格的にラグビーをやっていて、部員以外でもルールを知っていたので可能だったのです。1度か2度、ラグビー部以外の生徒の全校選抜チームを編成して、ラグビー部新人チームと試合したこともありました。

　13回生のとき部員が増えたのですが、それでも1年目は県大会で大敗を喫しました。しかし、3年になったときはベスト8まで進んだように思います。私はラグビー・陸上競技それと復活した山岳の3部を掛け持ちし、さらには、兵庫国体、全国高校陸上競技大会事務局の運営に携わるなど、ラグビー部顧問を引き受けながら、その責を充分に果たせなかったことを申し訳なく思っています。

　近年、星陵ラグビー部が県大会の決勝戦まで進み、花園まであと一歩といったような大活躍ぶりを聞き、大変喜んでおります。

　創立50周年を機に星陵高校ラグビー部がさらなる躍進を遂げられることを祈念いたします。