驕りとなった勝利?
26回生(昭和49年卒) 川上 晴也
星陵高校ラグビー部創部50周年おめでとうございます。
この度、記念誌を発刊されると聞き、私達の思い出も誌の1ページを飾る事ができればと思い、26回生を代表してペンをとりました。
私達26回生が2年生の時、25回生の村松キャプテンを中心にチーム編成されていました。2年生が主体の為、3年生相手の公式戦や練習試合には連戦連敗し、自信を失っていました。でも私達は、毎日グランドで泥まみれになって、青春ドラマの様に陽が沈むまで楕円球を追い続けました。ある日、兵庫県選抜チームの壮行試合の相手として戦い、勝利してしまいました。あの勝利が驕りとなったのでしょうか・・・。
3年生となって、星陵、神戸、兵庫、報徳が4強と呼ばれていました。練習試合では何時も勝っているのに、いざ本番ここぞとなると、つまらないミスを連発し、相手ゴールラインを割ることができず、いつも敗退していました。今と成っては悔やまれますが、あの時タバコも吸わないで西村先生や武川先生の指導を守り、サボル事ばかり考えずにもっと練習をしていたら、花園も夢ではなかったかもしれません。人生が変わっていた仲間が居たことでしょう。でも、これが星陵ラグビー部の伝統なのです。
ここ数年、有志の呼びかけで毎年2月に25回生、27回生と集う様になりました。最初の集いの時、少し腹が出たり、少し髪の毛が少なくなってしまったが、皆昔のままでした。話題はもちろん当時の事ばかり。「あれはトライだった!」とかマネージャーへの遅い告白etc.・・・いろいろな思い出や、その時言えなかった事を夜が更けるのも忘れ語り合い、皆で当時の記憶を呼び起こしています。こんな楽しい時間を持つ事ができるのも、苦楽を共にした仲間だからでしょう。これからもこの環を大切にし、もっと大きくして行きたいものです。
最後に、私達26回生を3年間指導して頂いた西村先生、武川先生が定年退職されます。ご苦労様でした。26年経った今でも私達には怒鳴られた事、殴られた事がいい思い出として残っています。ありがとうございました。これからも機会がありましたら、お会いできることを楽しみにしております。また、諸先輩、後輩の皆様の更なるご発展とご健勝をお祈りしペンを置きます。
26回生 (S.49卒) 部員
石 川 龍 男
川 上 晴 也
木 下 貴 司
(旧 孝司)
塩 崎 尚 久
杉 本 敏 彦
高 橋 雅 一
松 本 新 平
山 口 忠 男
山 口 昌 彦
鷲 尾 勝 久
大 山 修 司
高 畑 多恵子
(旧 吉田)
西 本 八重子
(旧 是川)
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