星陵ラグビー部創部50周年を迎えて
- ”我が誇りの星陵ラグビー部” -
12回生(昭和35年卒) 松本 博次
私は生まれ育った和歌山市から昭和32年の9月、星陵高等学校に転校して参りました。1学年の2学期に転入試験を受けましたが、相当学力が劣っていたので、転入させていただいた事は、とても幸運だったと思います。
学力不足に対して、スポーツで補おうとする気持ちが働き、中学時代から親しんでいた野球を続けようかと考えました。しかし、それも実力不足で『無理だ』という事がわかり、断念しました。何か没頭できるスポーツがないかと探していた時、見つけたのです。そう、あの『楕円球』に出会ったのです。そのおもしろそうな魅力に即引かれ、迷わずラグビー部の門を叩きました。この直感的な出会いに『感動』すら覚えたものです。
入部当初から自分に合っているなぁと感じ、いいモノを見つけたなぁと思いました。球を蹴るおもしろさや、今までにないチームプレーの奥深さにいつしかハマっていました。
朝、登校して3時間目の授業が終わると、皆で早弁をして空腹を満たし、昼食時は、学食でうどん等を食べ、練習後の帰りは皆で何かしら食べて帰宅していたように思います。
大会に出た時、敵のひざが自分の腹部にあたり、気を失いかけた事もありましたが、キツイ練習をサボッた事は一度もないですし、やめたいなんて弱音を吐く事もなかったです。
ラグビー精神が少しづつ備わって来た頃、後輩の若々しい活躍に引っ張られ、自分もより成長したような気がします。いい刺激を沢山もらえた『青春時代』を私は忘れません。
練習に明け暮れた星が丘のグランドは、青春時代の汗が染みついている『自慢の場所』となりました。この、誇り高き”星陵ラグビー部”の創部50周年を迎えるにあたって、記念誌執筆の場を与えて下さった11回生の浦先輩に感謝し、ラグビー部の更なる発展を願いましてお祝いの言葉とさせていただきます。
星陵ラグビー部 バンザイ!
12回生 (S.35卒) 部員
熊 淵 忠 良
稲 村 耕 吉
松 本 博 次
コメント